清水千壽子

Movie

Summary

1941年(昭和16年)真珠湾攻撃。小学校4年生だった清水千壽子さんは朝のラジオで開戦を知る。当時の空気は戦意高揚一色。しかし、それも1944年(昭和19年)頃から怪しくなり、遂に翌年(昭和45年)年5月25日東京大空襲。家の防空壕を飛び出し、空から降ってくる焼夷弾の間を逃げまどう清水さん一家。しかし、千壽子さんと一緒に逃げる途中、父が倒れてしまう。八幡様の木の下で動かない父。迫りくる炎と煙。このままいたら自分も焼け死んでしまう…。13歳の少女にはあまりにも過酷な場面。千壽子さんは心を決め、独りで走り出した。
しかし、生き残った千壽子さんの眼に映ったのは、たった1日で焦土と化した東京。家も人もみんな消えて凄惨な光景が広がっていた。心に深い傷を追い、その後しばらく言葉を失ってしまう千壽子さん。しかし、長年封印してきたこの悲劇を、千壽子さんはついに孫のためにと語る決心をした。戦争からもう70年がたとうとしている。
清水千壽子
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